2025.12.10-12.14
SHIN HYANG Solo exhibition
 

会期2025.12.10-12.14
作家名SHIN HYANG
展覧会名SHIN HYANG Solo exhibition
営業時間12:00-18:00(最終日は16:00まで)
休業日なし

SHIN HYANG
イタリア国立ローマ美術学校絵画科卒業
フランスリル3大学美術史学科博士過程D.E.A.

個展
ギャラリーFinger Forum、名古屋、2025
ギャラリーホワイトブロック、チョナン、2022
ギャラリーExaArt、大阪、2019
ギャラリーマロニエ、京都、2016
ギャラリーArt point、東京、2013
ギャラリーMOA、パジュ、2010
ノアムギャラリー、ソウル、2007
平和画廊、ソウル、2004
ギャラリーアートサイド、ソウル、2001
ギャラリーエティエンヌ・ドゥ・コーザン、パリ、1998

 

ずいぶん前のことだ。
パリで初めての個展を開いた時
果てしなく大きく広い海に浮かんでいる
帆船を記憶した。
遅くても、ゆっくりと風の力を借りて
ここまで来たけれど、
何かわかるだろうという確信と
描くという行為が
自然に私と渾然一体となり、
自由な筆遣いで
妨げなく出入りできるだろうという推測は
いまだに叶えられず
浮遊している。

今回名古屋に展示する絵の作業に
専念しながら
頭から離れなかった考えは
流れていく時間だった。
時間の中で動き、
行動する一瞬一瞬に
何かを産み、変化していく違いを、
時間は絶え間なく継続し、持続するということを、
点、線、面で一定に繰り返される物語を
多彩な色で、リズミカルに
現そうとした。
仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、3Dまで
日常へと速い速度で移動しているが
平面絵画と疎通するということが
古くさい話のように
変わってしまうのではないかと疑問に思うようになる。
あふれる情報と知識の中で、無視せずに
真実であり素朴な場所である絵画に戻り
長い間とどまることを願うことが
不器用で未熟なことではないはずだ。
絵という飛び石が
新しく見つめることができる目を開き
新しく何かができる力であることができれば。
私が思い、感じたものを
絵を見つめるその誰かが、心から
思い、感じることは
一筋の光が染み込むことでもある。

散らばった人生の片鱗を
絵の作業に込めながら
洗い流されもし、
祈りになりもした
私の絵の作業。
しかし、
むなしい欲が
幾重にも積み重なっているのではないかと
うろつきながら
さしかかった影を観察する。

ノート2025 から

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